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高野雑筆集 紀伊の大伴氏宛 弘仁八年 その1

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空海 高野雑筆集  
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紀伊の大伴氏宛 弘仁八年 その1
高野山下賜の勅許を受けた後、紀伊の大伴氏宛に援助を
請うた書状。
  弘仁八年(817年) (空海44歳)
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(本文)古人言えることあり、「胡馬北に向かい、越鳥南に巣くふ。」
西日東に更(かわ)り、東雲西に復(かへ)る。物の理(ことわり
)、自ら爾(しか)り、人に於て何ぞ無けむ。
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(訳)昔から、胡の馬は北風が吹くと故郷の胡国をしたい、越の国の
鳥は他国では南の故国を思って南の枝に巣を作るといわれております。
西に沈んだ太陽は、朝にはまた東からのぼり、東に流れる雲はまた西
にかえって空を行きます。物の理はこうであります。人においても何ら
かわる事などありません。
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