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高野雑筆集 紀伊の大伴氏宛 弘仁八年 その4

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空海 高野雑筆集  
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紀伊の大伴氏宛 弘仁八年 その4
高野山下賜の勅許を受けた後、紀伊の大伴氏宛に援助を
請うた書状。
  弘仁八年(817年) (空海44歳)
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(本文)伏して乞ふ、仏法を護持(ごぢ)せむが為に、方円相
済(ほうえんあいすく)はば幸甚、幸甚。貧道、来年秋月必
ず参ぜむ。披謁(ひえつ)未だ閒(いとま)あらず。珍重、
珍重。謹むで状(しる)す。
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(訳)伏して、願いますのは仏法を護持(ごぢ)するために、
僧と俗が協力してたすけあうことができますならばこのうえ
ない幸せです。私は来年の秋には必ず参ります。未だに拝謁
することができませんが、なにとぞ自愛下さいませ。謹んで
申し上げます。
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*方円相済(ほうえんあいすく)はば幸甚・・・四角と丸、性
質の違ったものが助け合えばという意味だろうと思いますが現代
の文章でも使えそうな表現だと思いました。

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