第二住心 愚童持斎心 (ぐどうじさいしん)
「外の因縁に由って、たちまちに節食を思う。他の者に与える
心が芽生えるのは、穀物が播かれて発芽するようなものである。」
因と縁のことでしょうか?何かを縁として展開しそれにはその
因があったということでしょうか。
第二住心の冒頭で「夫れ禿(かむろ)なる樹、定んで禿(かむろ
)にあらず。春にあうときは栄え華咲く。かさなれる氷、なんぞか
ならずしも氷ならん。夏にいるときは則ちとけ注ぐ。穀牙、潤いを
待ち、卉菓、時に結ぶ。」
空海らしいテンポの速い流れるような文章です。
冬枯れたような木であっても春になれば萌えだす青葉をつけ、冬
の厚く張っていた氷も溶けその水はとうとうと川に流れ、播いた種
はその殻を勢いよく破って牙のように発芽する。秋に果実はその実
を結ぶ。
季節がめぐるようにいつまででも冬でない。時が来れば春になる。
だから信じて怠るなということでしょうか。
さらに空海は続けます。「戴淵は陸機という人に戒められて改心
し将軍になり周処という人は老父に戒められて忠孝をつくす人に
なった。」
良いことも悪いことも人から来ると思います。たまに物から来
る場合もあると思いますが殆ど人です。だから、悪口を言わない
、二枚舌を使わない、まさに十善戒でしょう。どんなに仲がいい
友達でもこの悪口は何かの弾みでその友達の口から出て行く時が
あります。
空海 秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく) その3
空海 秘蔵宝鑰
コメント
弘法大師様が好きです。何が好きと聞かれても答えられないんですが、ブログを
読ませてくださいね。