第六住心 他縁大乗心(たえんだいじょうしん)
全世界の生きとし生けるものを縁(たより)とするから
「他縁」という。羊の車や鹿の車にたとえられる声聞(教
えを聴聞する者)縁覚(十二因縁を観じて理法をさとる)
に対するから「大」の名がある。自己も他者も真実に到達
させるから「乗」という。これは優れた人のふるまうとこ
ろであり菩薩のこころすべきものである。
これは法相(ほっそう)であり法相とは、存在のあり方を
指し個々の具体的存在現象のあり方だけでなく、一切の事物
の存在現象の区分やその有様も指している。最終的には一切
の存在現象はただ識に過ぎないとしている。
ところで車や飛行機と乗物の「乗」はその目的地に到達さ
せるものとういうのがその意味だったのですね。
空海 秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく) その7
空海 秘蔵宝鑰
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