もう25年ほど前になりますが、ふとしたことから般若心経の
写経を始めました。そのころは大変悩んでいたこともあり、殆ど
ノイロ-ゼ気味でした。
今でも覚えているのは鳥が羽ばたいて飛んでいく時、若干詩の
意味合いとは違いますが杜甫の詩にある「鳥にも心を驚かす」ほ
どでした。
普段なら何でも無いことでも、その心の状態如何では、鳥が急
に羽ばたいて飛んでいくだけのことでも恐怖で驚くとがあるのだ
ということを初めて体験しました。
最初は写経などしたことがありませんからとにかく、小学校の
時に使っていたような硯箱を出してきて、とにかく墨をすって字
を書くことなんだ程度に思っていませんでした。
墨もすり方も筆の使い方も知りませんし、もちろん、紙の善し
悪しもわかりません。とにかく書いていくことだけを思っていま
した。
写経入門 と写経功徳の秘密
という本を買ってきて、一通り
読んで行きました。
当時、若かったせいもあるのでしょうか般若心経に何か魔法の
力でも求めていたような感じがします。
当時は墨の使い方もわかりません。とにかく墨をすって硯の海
の部分がすった墨でいっぱいになるまですっていきました。粗悪
過ぎる墨、硯を使っていたせいか、信じられないことですが墨を
するのにするのになんと2時間以上はかかっていました。
書き始めた季節が冬であったので炬燵に入って平安時代の写経
生にでもなったように、写経に髪が落ちたり、吐息がかからない
ように頭と口にタオルを巻き一字一字丁寧に書いていきましたが
なれないせいか少し書いては間違いました。
一字でも間違うと写経としても意味がないとして間違ったもの
は別に保管していき後で塩をかけて処分しました。
般若心経の写経を始めた頃
般若心経 写経 

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