面識はありませんが同郷の先輩で京都大学のこころの未来研究
センタ-に鎌田東二さんという宗教哲学者がおいでます。
先日、地方紙に「わが師 ココ」~盲目の猫から教わる~ という
表題で寄稿されていました。
自宅で長く飼っていたココという猫の死について書いておられまし
た。
以下寄稿からの内容です。
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ココには眼球がなかった。そのため家の中や外を走り回ったり出
歩いたりすることはできなかった。またてんかんの持病があり1週間
に1回はひどい発作を起こした。 ~中略~ だが盲目のココに
は何歳になっても童女のような無垢さと凛とした気品を持っていた。
~中略~
自宅のゴミ捨てでビニ-ル袋がガサゴソうごめいていた。生まれた
ばかりの猫が何匹も入れられていた。それを見てしまった妻は見過
ごすことができずビニ-ル袋のネコ達を家に持ち帰ってきた。4匹の
子猫であった。すでに我が家には2匹の猫がいた。近くの獣医さんに
連れて行くと人間の手では育たないと言われた。妻はスポイトを使っ
て必死でミルクを与えたが生まれたばかりの子猫はうまく飲めない。
そこで乳母に当たる別の猫を飼うことで切り抜けた。
我が家は7匹の猫屋敷になった。
~中略~
ココは普通の猫がするような威嚇というようなふるまいを一切した
ことがない。 猫同士のけんかもしたことがない。家の別の猫やよそ
の猫がココを見て威嚇して
も平気で擦り寄っていっていつしか仲良く体を寄せ合って眠っている。
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鎌田東二先生は”弱肉強食が横行する生存世界でそんな生き方が人に
を与えた。
いう。” という形で結ばれています。盲目の猫に観世音菩薩
を見る思いがされたのでしょう。「命」「生きる」「生」ということ


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