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般若心経との出会い

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般若心経との出会い
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 二十歳を過ぎた学生の頃、東京の下宿の近くの古本屋
で、般若心経・金剛般若経と題した本を見つけて読まず
に買って帰りました。
 当時としては、何の知識もなく般若心経が何か秘密の
魔法の呪文のようなお経であるような印象を持っていた
のでしょうか。
 四国に帰省するときに新幹線の中でも読んでいました
が船の中で読んでいるとき、偶然に隣に60歳ぐらいの
お坊さんが座りました。何かの縁かなと思ってそのお坊
さんに「何が書いてあるんですか?」と尋ねました。
 すると私の顔を見て「ん-。」と一言。若いのに変な
やつだなという顔をして、私の本を取り上げ「この世の
中には何もないということが書いてあるんですよ。」と
言われました。
 この世の中に何もないったって物や人間や様々のもの
が存在しているはずなのに、おかしい?と思いながらも
そのあと、いろいろな話をしていただきましたが当時の
私(今もそう変わってませんが)としては理解すること
はできませんでした。
「人生は無情だということです。あなたはまだ若いか
ら実感できないかも知れません。よく分かるのは肉親
が死んだときに”人生は無常だ”と思うことになる。」
と言われました。
 高松駅で下船するとき福井県の永平寺からの帰りだと
いって永平寺のパンフレットを私はもらいました。そし
て私に対して丁寧に合掌していただき、恐縮してこちら
もあわてて合掌いたしました。
 これが般若心経との出会いです。
 この「人生は無常だ。」という言葉はそれから17年
後に私の母親が死ぬときに身をもって体験しました。

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